白くするだけじゃない!!形も機能もバランスも考えて 審美歯科治療
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  • 「審美歯科」とは
  • 黄金比と、その方固有のバランス
  • 白い補綴物の材質と特徴
  • 当医院で扱う審美的補綴物
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白くするだけ?それだけではありません「審美歯科治療」とは

審美歯科」というと、多くの方はすぐにホワイトニングや、歯を白くすることをイメージされるかもしれません。

実際インターネットで調べてみても、

審美歯科=歯を白くする治療

のように受け取ってしまいそうなサイトが数多く見受けられます。

色を美しくする、白い歯にする・・・これらももちろん「審美歯科」の重要な項目の一つではあります。
これらの歯を白くする治療も勿論当医院でも行っております。

○ ご自身の歯を薬剤等を使用し、白くする「ホワイトニング」⇒詳しくはホワイトニング

前歯にまだら模様がある、色が合っていないプラスチックや小さな詰め物があるが、大きくは削りたくない方には「ラミネートべニアテクニック

今ある金属の詰め物を白い詰め物やかぶせ物に変えたい方には後述の「各種セラミック、ハイブリッドセラミック、ジルコニア等の補綴物」を・・・etc

などなど、患者様のニーズや現状に合わせ、様々な種類の治療方法、補綴物をご用意しております。お気軽に院長、スタッフにお声がけください 。

しかし、「審美歯科」という治療の範囲は、上記のような、ただ歯を白くすることだけではなく、「歯並びや口周りをいかに美しく見せるか、魅力的にするか」という、もっと大きな領域なのです。

人の顔を見たときに、魅力的か否かを判断するのに必要な時間は0.4秒程しかいらないと言われています。

では、人はどういう歯並びや口周りを「綺麗」とか「魅力的」と感じるのでしょうか・・・?

それにはいくつかの決まった法則があるのです。

審美歯科とはその法則に則りながら、あなた固有の美しさを探していく治療です。

「綺麗」と感じる無意識の判断基準 黄金比とその方固有のバランス

黄金比(分割)」と言いう言葉を聞かれたことはありますか?

数学的には1:1.618…という比率であり、これに沿って作られたものは、多くの人間にとって無条件に美しいと認識されると言われます。

古代から美しいと言われる建築や美術品はこの比率に当てはまっているものが多いと言われています。

人体においてもこの言葉は応用され、厳密にこの1:1.168…とは違っても、多くの人がその「ある法則(比率)」で顔や体が構成されていたら、「美しい、魅力的だ!!」と感じるそうです。

趣味や好みはもちろんあるにせよ、一般的にそのような無意識の判断基準があるということです。

その比率には顔で言うならば

1. 顔全体のバランス(縦横の長さや、その比率)
2. それぞれのパーツの位置関係
3. それぞれのパーツの大きさ

などから判断され、例えば目と目の間の距離と目のサイズや、顔の縦横比などがそれに当たります。

新枝歯科で扱う「審美歯科」の領域では、お口周りと、歯並び、歯のサイズにおける「比率」「バランス」の知識を応用します。

一部の例を具体的に挙げると、

・真ん中の歯(中切歯):2番目の歯(側切歯):犬歯の相対的な横幅比=1.6:1:0.6

である時が最もバランスが美しく見える

・真ん中の歯(中切歯)2本分の横幅:縦幅=1.6:1

がバランスが良い・・・etc

これらの「黄金分割(比率)」の知識に合わせ、さらに

・前歯の歯茎の高さは犬歯と中切歯が同じがよく、側切歯は1㎜下がったほうがいい

・切端は唇のラインに沿ったかたちにならぶのがよく、にっこり笑ったときに上の前歯の9割くらいが見えて、歯茎は見えない方がいい・・・etc

などといった先人たちが調べ残して下さった多くの形態学的、審美的データを考慮していきます。

しかし勿論すべての方が1本や2本歯を治療したぐらいで100%理想的な状態にはなりません

その方その方の固有の形態、状態と、患者様ご自身の希望や理想と照らし合わせながら、患者様に1人1人にとって審美的な口元を考えていきます。

また、冒頭でお話ししたような、白い歯を作る治療をしたり、法則にのっとって、いくら見た目が一時的に美しくなっても、すぐに壊れてしまったり、ほかの歯の負担が増えてしまったのでは、その状況を長持ちさせることができません

審美的な事も頭に置きながら、同時に機能的力学的に無理がないか壊れにくさや、かみ合わせまでをトータルに考え、その範囲の中で、患者様とご一緒に美しい口元を実現していきます。

審美歯科治療は多くの場合保険治療の範疇を超えた治療となります。(保険診療は税金を使用するため、美しさなどを求める治療は認められず、疾病を最低限治療することが目的とされています。詳しくは⇒保険診療の限界

よって基本的に自由診療となります。

基本的な考え方として、 自由診療で扱える、白い歯を作る材料には大きく、

・ハイブリッドセラミック(プラスチックとセラミックの混合)

・ジルコニア(人口ダイアモンド)

・セラミック(陶器)

の3種類があります。

これらにはそれぞれ利点欠点があり、それらを補うために、それらを組み合わせたり、補強の金属を入れることで、強い噛む力に耐えられたり、見た目を限りなくご自身の歯に似せたり美しくしたりといった特徴を付与していきます。

保険のプラスチックに比べ、強度、見た目ともにはるかに良いです。

経年的に色、艶の変化が起こることがあります。

セラミック、ジルコニア、金属等に比べやわらかい材質なので、すり減っていきます。この特徴には利点と欠点があり、あまり強くない歯、弱い状態になってしまっている歯には噛む力のクッション材として用いることができる反面、噛む力が強い方や、強い力がかかりやすいところに使用すると、すり減ってかみ合わせが変わってしまうこともあります。

使いどころが肝心です。

ジルコニア、セラミックに比べ安価です。

セラミック、ハイブリッドセラミックに比べて強度が高く、噛む力が強くかかるところにも使用可能です。

もともと強い材質なので、比較的薄い補綴物でも強度が保てる為、神経が生きている歯でも、あまり大きく深く削らずにすみます。

決まった何色かのジルコニアのブロックを削りだすことで作成するため、これのみでは色の選択肢が少ないです。(上に色付け、セラミックとの併用など、改善方法はあり)

最も天然の歯に近い色、艶、透明感が再現できる材質です 。

経年的な色、艶の変化が起こりません。

ハイブリッドセラミックに比べると強度は強いですが、噛む力が強い人や、力が強くかかるところにこれのみで作った補綴物は壊れやすいこともあります。(ジルコニア、金属等の併用など、改善方法あり)

一般的には

見た目の良さ

ハイブリッドセラミック≦ジルコニア<セラミック

強度

ハイブリッドセラミック<セラミック<ジルコニア

だと思っていただければわかりやすいかもしれません。

I)詰め物(インレー)

ハイブリッドセラミックインレー

セラミックとレジン(プラスチック)の中間の材質でできています。
長所
歯の色に近く、自然な見た目が得られます。また、温度変化を伝えにくく金属アレルギーの心配もありません。力のあまりかからない小臼歯などに適しています。
短所
経年的に色調が変化します。
強度があまりなく、噛む力の強い方や、大臼歯にはあまりお勧めできないこともあります。

セラミックインレー

セラミック(陶器)でできた詰め物です
長所
天然歯にかなり近い色調、艶を出すことが可能で、長期間変色もありません
金属アレルギーの心配もなく、温度変化も伝えにくいです。
歯より硬い材質で、ハイブリッドセラミックと比べ強度が高く、大臼歯などに最適です。
短所
カチカチ音がすることがあります。
あまりにも力がかかると欠けることがあります。

II)かぶせ物(前歯クラウン)

ハイブリッドセラミッククラウン

セラミックとレジン(プラスチック)の中間の材質を、補強の為の金属(内冠)の上に盛ったものです。金属には金銀パラジウム合金、チタン合金、金合金の3種類が選べます。
長所
見た目は保険のプラスチック製の物に比べはるかに綺麗です。
補強の金属のうち、チタン合金、金合金は、金属アレルギーになりにくい金属です。
短所
経年的に色の変化が起こります。
金銀パラジウム合金の補強を使用した場合、金属アレルギーになる可能性があります。
オールハイブリッドクラウン(後述)、オールセラミッククラウン(後述)に比較すると、少し色が暗めになる傾向があります。(補強が金合金の物はこの中では暗くなりにくいです)

オールハイブリッドクラウン

全てをセラミックとレジンの中間の材質で作ったかぶせ物です。
長所
金属アレルギーの心配はありません。
ハイブリッドセラミッククラウン(内冠あり)と比べ、暗くなりにくいです。
歯頚部まで白く、歯茎が黒くなりません。
短所
強度的に劣るため、基本的に強い力のかからない前歯のみの適応です。

経年的な色、艶の変化があります。

メタルボンドクラウン

補強の金属の上にセラミック(陶器)を盛ったものです。内冠(補強の金属)のの材質はアレルギーの出にくい金合金と貴金属合金の2種類から選べます。
長所
見た目の色合いは天然歯にかなり近い色調、光沢を再現でき、自然です。
経年的な色艶の変化はありません。
生きている歯にも神経を取らずに使えることがあります。
オールセラミッククラウン(後述)に比べ、歯を削る量が少なく済むことが多いです。
短所
修理はしにくいです。
内冠の金属が歯茎が下がったときに見える可能性があります。

オールセラミッククラウン

全てをセラミックで作ったかぶせ物です。
長所
見た目がとてもきれいで、透明感があります。
経年的な色、艶の変化がありません。
歯頚部まで白く、歯茎が黒くなりません。
金属アレルギーの心配がありません。
短所
カチカチという音がすることがあります。
修理しにくいのが難点です。
強度がそれほど強くない為、あまり力がかかるところには使えません。

セラミックジルコニアクラウン

人造ダイアモンドのジルコニアを補強(内冠)に、表面をセラミックで作っているかぶせ物です。強度が高く、犬歯やブリッジなどの力がかかるところにも使用できます。
長所
オールセラミッククラウンの欠点の強度不足を改善できたものです。
生きている歯にも使用できることが多く、歯を削る量は比較的少なくて済みます。
金属アレルギーの可能性はありません。
歯頚部まで白く、歯茎が黒くなりません。
経年的な色、艶の変化がありません。
短所
カチカチ音がすることがあります。
修理しにくいのが難点です。

III)かぶせ物(奥歯クラウン)

ハイブリッドセラミックスクラウン

各種金属の補強(内冠)の上にハイブリッドセラミックを盛ったかぶせ物です。
金属の内冠は安価な金銀パラジウム合金、金属アレルギーが出にくいチタン、暗い色になりにくく、金属アレルギーにもなりにくい貴金属合金の中から選択できます。
長所
見た目が保険のプラスチックよりずっと綺麗です。
その他のい白いかぶせ物に比べ安価に白い歯が入れられます。
表面に使われているハイブリッドセラミックは、セラミック、ジルコニア、金属のみのかぶせ物に比べ、やわらかい材質なので、噛む力のクッション能力が期待でき、弱い状態の歯にも使用可能です。
短所
経年的な色、艶の変化が起こることがあります。
選択した内冠の金属の種類によっては金属アレルギーの心配があります。
選択した内冠の金属の種類によっては少し暗い歯になります。
将来すり減って内冠の金属が見えた来たり、かみ合わせが変わる可能性があります。

メタルボンドクラウン

各種金属の内冠(補強)にセラミックを盛ったかぶせ物です。
補強の金属にはブリッジにも使える貴金属合金と、ブリッジはできませんが、より薄く作成でき(歯をあまり削らなくてよい)、歯茎のきわや表面のセラミックからの透け間もよりきれいな金合金から選択できます。
長所
ハイブリッドセラミックの物に比べ硬く、強度的にも強いです。
色、艶の経年的な変化がありません。
短所
修理がしにくいです
歯肉との境目に金属が見えてくることがあり、選択する金属によっては銀色で目立つことがあります。
カチカチ音がすることがあります。

フルジルコニアクラウン

オールセラミックでは難しい奥歯の咬合力に耐えられる、ジルコニアのみで作成したかぶせ物です。既成の色のジルコニアブロックを削りだして作成するため、色の数が少ないです。
長所
薄く作ることが出生きるため、歯を削る量は少なくて済みます。
金属を使わない為金属アレルギーの心配がありません。
金属を使わない為、歯茎のきわまで白いです。
ブリッジにも使用可能です。
短所
修理しにくいです。
色の制約があります。
カチカチ音がすることがあります。

ジルコニアセラミッククラウン

白いジルコニアの補強(内冠)の上にセラミックを盛ったかぶせ物で、フルジルコニアクラウンの色の規制、メタルボンドの金属アレルギーの心配や、歯頚部の金属色などの欠点をほぼすべてクリアできています。
長所
金属アレルギーの心配がありません。
歯茎のきわまで白くきれいです。
色艶が経年変化しません。
見た目が天然歯に近くきれいです。
奥歯やブリッジの噛む力にも耐えうる強度があります。
短所
カチカチ音がすることがあります。
修理しにくいです。