正しいメインテナンスで健康で美しいお口を PMTCメインテナンスプログラム
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  • 予防歯科の重要性
  • 「何」から予防するのか
  • PMTCとは
  • 禁止された保険メンテ
  • 当医院のプログラム
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失ったものは戻らないから・・・予防とメインテナンスの重要性

お口のメインテナンス・・・皆様は行われてますか?

 

予防」という概念が歯科でも取り入れられ、TVなどのメディアにも取り入れられるようになってきて、患者様の中にも、「定期的に歯医者にいって歯の掃除してもらっているよ!!」そうおっしゃられる方は増えてきているかもしれません。

 

「予防」は歯科に限らず身体全体においてとても大切な考え方です。
病気になったり壊れてしまってから、その場所を元どおりに戻すのには、時に膨大な時間、費用、身体的、精神的な苦痛を伴うことがあるのに比べ、病気にならないように予防したり、定期的にメインテナンスを行う事の方が、それらのどれもがはるかに軽く済む事が多いからです。

 

特に歯は、目に見えるサイズで穴が開いたり、壊れてしまうと2度と元には戻りません。骨が折れても安静にしておけばくっついたり、元に戻ったりしますが、歯は一度壊れると詰め物やかぶせ物でそれっぽく見せられても、決してご自身の歯が元に戻るわけではなく、まして神経が死んでしまえばその強度は1/10以下になってしまいます。

歯茎やその下の骨も、一度溶けてしまったり、下がってしまったものはそう簡単には戻りません。最近ではほかの部位からの歯肉移植や、骨移植も行われていますが、完全に元通りとは言い切れず、また先述のように費用、時間、手術の苦痛など、様々な弊害がおこります。

一度失ったものは完全には戻りません

更に、歯を抜かなくてはいけなくなったり、抜け落ちてしまったりしたら、子供の歯でない限りもう2度と生え変わってはくれません。義歯になってしまった患者様はどんなに好きでも、固いものや噛みきりにくいものを食べるのに難儀し、時に痛みも感じるため、食事を楽しめなくなったり、歯があったときのような咬合力は出せない為、力も出しづらくなってしまいます

また顔貌も、歯がなくなれば口腔周囲の筋肉も衰え、また内側からの歯の支えがないため唇や頬が内側に落ち込んで老け込んだ印象になってしまいます。

歯を失うと顔貌まで変わってしまう

このように軽く考えられがちな歯や歯肉のトラブルは、実は一生続く苦痛や苦労、コンプレックスなどの始まりなのです。

「予防歯科」とはよく聞くけれど・・・「何」から予防すべきなのか

では、歯や歯茎を壊してしまう原因とは何なのでしょう?

そもそも「」から「予防」してあげればそれらを長く健康な状態に保てるのでしょう?

多くの患者様にこの問いをしたら、きっと多くの方は「細菌」だと答えられるのではないでしょうか。しかし実はこれだけでは回答としては50点です。

 

歯や歯周組織が壊される原因は大きく分けて2つあります。

 

一つは先述の「細菌
もう一つは破壊的な「」です。

 

細菌には虫歯菌、歯周病菌などと呼ばれる、歯や歯周組織を破壊するものが存在し、患者様一人一人でその種類や量は全く違います。これらが多く居続けることでどんどん体は壊されていきます。


最近の研究では国立循環器病研究センターが、虫歯菌の一種が脳内で炎症を引きおこし、脳出血の発症に関与していることが判ったり、歯周病が進んだ人の中で、菌が心臓などにまで至って悪さをしている例も報告されています。

もう一つの「破壊的な力」とは、「噛む」という、女性でも時に100kg近い力がかかる行為が、歯や歯周組織にとって負担となってしまうようなかみ合わせの方にとっては、虫歯と同じように歯が欠けたり、壊れたり、細菌性の歯周病のように骨を溶かして歯がぐらぐらになる原因になってしまうことをいいます。

 

このようにその2つの原因はどちらからでも歯や歯周組織を破壊してしまいます。

「予防」すべきお口の脅威

当医院でも「予防歯科」には力を入れており、先述の破壊的な「」には「マウスピース」(詳しくはマウスピース)をお使いいただくことで対応し、もう一つの「細菌」に対しては「PMTC」というメインテナンスプログラムをお勧めしております。

保険の定期健診と何が違う??PMTCメインテナンスとは

PMTC」とは「プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング」の頭文字を並べた言葉で、日本語訳すると「専門的機械歯面清掃」となります。

 

これはスウェーデン王立イエテボリ大学の予防歯科の主任教授ペール・アクセルソンが提唱した予防歯科医療の技術と考え方です。

アクセルソンによると、その定義は「歯科医療従事者(特にトレーニングを受けた歯科衛生士、歯科医師)によって行われる歯科医療サービスで、プラークの選択的除去である」としています。

 

日常の歯磨きでは取り切れない歯石や外来着色物(ステイン)、バイオフィルムを除去することを目的とし、歯周病の予防、齲蝕対策にも効果的です。
ちなみにこのアクセルソンという教授は、30年に及ぶ自身の研究により、「成人でも97.7%は歯を守れる」ことを実証し、世界中でこの考え方は支持されています。

 

ではこのPMTC、普段皆様が歯科医院で行われている定期健診(リコール)の時に行われる「お掃除」と同じなのでしょうか?

答えは「別物」です。PMTC

皆様がこれまで行かれた歯科医院で行われていた「お掃除」が、保険診療で行われているのだとしたら、それは実は「歯茎(歯周)のお掃除」であって決して「歯のお掃除」ではないことをご存知でしたか?

 

この事実をご存じない方は多いかと思います。
歯を綺麗にしてもらいたくて、定期的に歯医者に行っている方はきっと、皆さん初めに「歯茎の検査」という、歯茎に何かでチクチクされる検査を受けていらっしゃると思います。

そしてその後、お水が出て振動する機械(超音波スケーラーといいます)を使い、歯茎をまたチクチクされながらお掃除を最低2回くらいに分けて行われて、保険診療の代金をお支払いされているでしょう。
そして、歯医者さんからもまた、3か月に1回は定期健診(リコール)に来てくださいね。と言われていると思います。

 

これら一連の流れは、定期健診(リコール)という名前で呼ばれることが多く、お口のなかを綺麗にしてくれていると思われがちですが、実際に行われているのは「歯周病の検査」が行われ、そのうえで「歯周病(歯肉炎、歯周炎)と診断」され、その病気(症状)に対して「歯周治療」が行われているのです。

ですからお掃除されているときに、時々チクチクしたりするでしょう?歯ならば穴が開いたり知覚過敏になっていたりしなければ基本的にそれくらいで痛みはありません。歯茎を掃除しているからチクチク感じるのです。

これらは「スケーリング」と呼ばれる行為で、保険では歯周病治療行為として括られています。
勿論歯周病は人類の8割が感染しているといわれる生活習慣病ですので、ほとんどの方は大なり小なり感染していて、その行為自体に誤りがあるわけではありません。

 

しかし、本当の意味の「予防」としてみるには不十分です。「歯周治療」はあくまで「すでになっている歯周病」に対する「治療行為」であり、「予防歯科」ではないのです。

 

ですので、実際には綺麗になっているのは多くは「歯茎」であり、多少境目が綺麗にはなっているとしても、歯自体は積極的にお掃除されているわけではありません。お口の2大疾病のうちターゲットはあくまで「歯周病」の治療であり、「虫歯」ではなく、また、着色や、タバコのヤニ、などではありません。保険診療として行われている以上、これらの除去は認められておらず、やれば違法といわれ、患者様に普段なら3割負担(患者様の入られている保険や年齢によってかわります)で済むところを、全額負担を強いざるをえなくなります

 

「PMTC」とは、歯周治療や虫歯治療が一通り落ち着いている上で、さらに「虫歯や歯周病になりにくい環境」を作るための行為なのです。

 

イメージしてみて下さい。ざらざらの土壁に汚れが付いたのと、つるつるに磨かれた大理石やガラスに同じ汚れが付いたのと、どちらが簡単に除けるでしょう?勿論つるつるのほうが少し拭いただけで取れそうな気がしますよね。

 

歯でも同じです。食事をする以上、毎日お口には食物が入り、汚れは歯についてしまうことになります。その時、歯の表面が汚れや歯石、ステイン、バイオフィルムなどでざらざらになっている状態では、新しい汚れや細菌は当然つきやすいですし、ご自身のブラッシングなどでは除去も困難です。

土壁と大理石

PMTC」ではそのような汚れやすい原因を取り除き、土壁からつるつるの大理石に歯の表面を近づけるイメージで、汚れにくい、汚れの取り除きやすい状況を作り出します。そうすることで、家でのセルフクリーニングの効果を高め、齲蝕、歯周病のリスクを下げます

歯の表面のエナメル質に細かくついた傷や凹凸に、色のついたものが入るので歯に着色するのです。また、その傷に細菌やその細菌が作り出した酸が入ることでさらにその傷は進むのです。

目に見えない程の小さい傷であれば、歯には「再石灰化」という機能があり、修復も可能な事が多いです。但し、その修復がしやすい口腔環境であることが必須であり、そうでなければ逆に悪化します(脱灰といいます)。

当医院のPMTCのアドバンスコースでは、脱灰の進んだ場所(傷がついて、着色しやすかったり、ホワイトスポットになってしまっているところ)の修復を進める為、その部位にエナメル質の主成分の「ハイドロキシアパタイト」をナノサイズにした薬剤を塗布します。

 

また、歯には放っておいても簡単には虫歯にならない「ノンリスク面」と呼ばれる部位と、なりやすい「ハイリスク面」が存在します。このハイリスク面を特別な機械でしっかり清掃し、プランによってはご希望の方に歯質の強化をしてくれるフッ素の塗布をすることでも齲蝕になりにくい歯を作ります。 (⇒詳しくはフッ素

もう「3か月に一度・・・」はできません 禁止された保険のメインテナンス

患者様が定期健診に行く理由は、「自分の掃除では取り切れていない汚れを綺麗にしてほしい」こと、また、「虫歯や歯周病、その他の病気になる前に、また、なっているならなるべく早期に発見して治療して欲しい」という、「メインテナンス」と「予防」をご希望だからだと思います。

 

先述のとうり、最近では「予防歯科」を謳う歯医者も増えてきて、その重要性が少しづつ浸透し始めています。

 

しかし、そのような中、医療費削減のため、安倍政権下の厚生労働省にて、2015年1月に「厚生労働省発医政0107第3号」により、「予防、メインテナンスは保険適応外である」という見解が公式に明らかにされました。

「保険診療」とは病気を治す最低限の治療のことであり、それ以上の医療行為に関してはその適応ではないということになります。

虫歯・歯周病ではない健康な人への予防メインテナンスの保険の使用を公式に禁止しました

すなわち、日本においては、病気ではない、まだそこに至っていない方に対しての定期検診(メインテナンス)やお掃除は保険を使うことを認めないという方針が打ちだされたということです。

今後はこれまで歯医者で一般的に行われてきた「定期健診(リコール)」も認められなくなっていくことになるといわれています。香川県ではこれからですが、他県ではすでに認められない県も出てき始めているようです。

当医院では「予防」の大切さと必要性を強く感じているため、「PMTC」を患者様にお勧めしておりますが、上記のような理由から保険の適応はできません。自由診療で行わせていただいております。ご了承ください。

貴方の希望のレベルに応じて 当医院のメインテナンスプログラム

当医院ではお掃除のコースを3つご用意しております。

患者様の現状、ライフサイクル、求められる状態に合わせ、患者様とご相談によりどのコースを選択されるか、またどのくらいのサイクルで行うかを決めていくシステムにさせていただいております。

※初めての通院の際にはお口の中の現状の検査等の為、保険診療の検査、お掃除等が必要です。お口の中に虫歯等の疾病が無くなった後の、メインテナンスのプログラムです。

 

歯茎、歯の両方のメインテナンスと同時に、コースによっては歯をそもそも汚れが付きにくい状態にすることができます。
また、細菌由来の齲蝕予防の最も効果的な対策フッ素です。(詳しくはフッ素参照

 

当医院のメインテナンスプログラムでは、フッ素の使用をご希望の方に、コースによりそれぞれフッ素塗布法、またはフッ素トレー法により高濃度(体に害はないレベルの量です)フッ素を使用し、メインテナンス後の歯の歯質強化も行います。

ベーシックメインテナンスコース

I)ベーシックメインテナンスコース

こちらは、これまで多くの患者様が保険を用いて定期健診後にお掃除をされていたものとほぼ同じ歯周組織の清掃に加え、ブラッシング、歯間の清掃、フッ素塗布までを1回の通院で行うことができます。

お忙しい方、メインテナンスはしたいけれど、1回の通院で終わらせたい方に最適です。

現在の汚れは落とせますが、PMTCではない為、強い着色、やにの除去、また汚れが付きにくく、落としやすい歯質にするための研磨等は含まれていません。

 

PMTCベーシックコース

II)PMTCベーシックコース

このコースはベーシックメインテナンスコースの内容に加え、機械を用いた歯質研磨、歯間清掃(PMTC)を行います。ある程度までの着色はこのコースで落とすことができます。

フッ素もより効果の高いフッ素トレー法を行います。

現在の汚れだけではなく、その後ご自身で行うセルフケアがしやすい歯質へと導きます。

 

PMTCアドバンスコース

III)PMTCアドバンスコース

こちらはフルバージョンのPMTCコースです。

機械的に歯についている汚れを除去した後、先述の歯についている目に見えない細かな傷の修復作業を行います。

何度磨いてもよく着色するところ部分的に他より白い点のようなものがあるところは、歯の表面、またはその薄く一層下の所が溶かされて、歯のミネラル分などが出ていってしまっているところです。

その部位を中心に、表面のについてしまった有機物を除去し(歯のエナメル質は本来ほとんどが無機質です)そこにナノサイズのハイドロキシアパタイト(エナメル質の主成分)を流し込みます。

その上から、歯の歯質強化を行うフッ素をトレー法にてしっかりと効かせることで、歯の表面の細かな凹凸をへらし、失われたミネラル分を補充し、歯質そのものを強化することができます。

 


また施術後に歯肉と唾液腺のマッサージを行い、歯肉の血行を高めたり、唾液の分泌を促します。

 

全プランとも、初回は少しお時間いただき、位相差顕微鏡にて口腔内細菌をチェック、ご覧いただきます。

 

※これらのコースはメインテナンスであり、歯および歯周組織に疾患がある場合、まずそちらの治療を終えられてからのスタートとなります。

初診でご来院され、メインテナンスをご希望になられる場合にも、初回は保険診療にてレントゲン、口腔内視診、各種検査をさせていただき、疾患の有無の確認と必要なら加療を行ったのち、メインテナンスへとお入りいただくこととなります。

 

※メインテナンスに入られた方も、新たに疾患が見つかった場合は、そちらの治療に移行する事があり、その症状によって別途費用が発生します。