歯医者さんで治療すると痛い事をされるから怖い・・・この、「歯医者」＝「痛い」＝「怖い」という方程式は、多くの患者様が歯医者から足が遠のく原因ではないでしょうか。
歯科とは「外科」の一種であり、医科も含めた開業医レベルの病院でいえば最も身近で最も「外科処置」を頻繁に行うところかもしれません。
歯には神経があり、歯茎なども腫れたり膿んでいるときは痛みを感じます。
そのようなところに外科処置を行うため、歯科では「麻酔」を多用しますが、この麻酔の注射が痛いことが多いため、「歯科は痛い」と思われるのです。

① 針が刺さるときの痛みへの対応
針が歯茎の粘膜に刺さるときに感じるお痛みが、まずは第一の関門です。
この段階での痛みを減らすためには、粘膜が痛みを感じにくければよい、刺さる針が細ければ太いより痛みが出にくいという2つの方法があります。
刺される粘膜自体が鈍感であれば、痛みは感じにくくなります。当医院では表面麻酔を塗布することにより、この状態を作り出してから麻酔を開始します。
また、使用する針も通常の注射針より細い針を選択しています。
通常の麻酔器では細い針の場合、薬液が通る量が少なくなり、注射時に強い圧力を手でかけなければ薬液が体内に入らないため、その圧力でお痛みを感じられる事も多いですが、当医院では後述する「アネジェクトⅡ」という最新式電動麻酔機を導入し、細い針でも安定した圧力で薬液を注入できるようにしております。

また、当医院では「アネジェクトⅡ」という電動注射器を導入しています。
注入速度、注入圧力をコンピューターが自動的にコントロールすることで痛みを抑え、注射も楽におこなえます。注入初めはゆっくりと、麻酔が効き始めたら少しづつ速度を速めながら麻酔できるように設定されています。もし過剰な圧力や速度での麻酔薬の注入が起こりそうになると自動でストップがかかりますので安心です。