こんばんは。新枝歯科医院院長の新枝です。
開業の為勤務医を辞めて5日、出勤することはなくなりましたが、遊んでいるわけではありません(笑)
毎朝6時半に起きて開業に向けた体力増進の為(そして夏太り解消の為・・・)医院建築現場まで往復約6.5キロ自転車で通い、工事が順調か確認したのち、帰って患者様への資料作りや、ホームページの作成(このホームページは1から全て僕の手作りです!!)、様々な手続き・・・と、これまで日中働いていてできなかったことをこなすのに忙殺されています。
今日は島根大学から口腔外科の権威のお一人であられる関根教授と、元香川県立中央病院のNo.2であられた菅野先生がいらして、インプラントと口腔外科手術のセミナーがあり、参加させていただきました。
このセミナーは4年ほど前から毎年行われており、毎回ものすごく濃密かつレベルの高い講義と、実際に豚さんの骨を使っての実習もさせていただける、毎回超満員のとても評判の勉強会です。
私は菅野先生とは昔から懇意にさせていただいていたこともあり、第一回からこのセミナーに呼んでいただいて、今回まで毎回参加させていただいています。
第一回の時にはまだまだ外科器具やインプラントも触りなれていなくて、豚さん実習も全然うまくはできませんでしたが、毎年この勉強会で復習して、自院に帰って患者様を診させていただきながら鍛錬し、少しづつ少しづつ、毎年うまくなってきていることを実感させていただける4回目の参加でした。
こういった勉強会というものは、日常臨床ではつい忘れがちになる基礎的な事や、毎日診療をただしているだけではなかなか得られない最新の情報や、各専門家のみが知りうる技術やコツを学べる貴重な機会で、私はその雰囲気や達成感、あまり学生のころには感じれなかった「学ぶ楽しさ」から、結構な数参加させたいただいています。
もともとのきっかけは、研修医先の「竹中歯科医院」の院長先生から、研修修了のころに
「若いうちはいける限りすべての勉強会に行くくらいの気持ちで学べ。いろんな知識をいろんな角度から学ぶことで、いずれ本当の自分の実力になる日が来る。」
と言われ、まだ何にもできないひよっこだったのが自分でもとても不安で、頑張ってみようと勤務医一年目からいろいろ行き始めたのがきっかけでした。
初めての勉強会は、当たり前ですが周囲の先生方のほとんどは私より年上で、キャリアもある方々が座っておられ、講師の先生が話されている内容も理解するだけでも大変で、自分の無力感を痛感しながらの受講でしたが、ちりも積もれば少しづつ、あの時言われていたことはこういう事かも?っというような気付きが出てきてだんだん楽しくなっていきました。
そんな中、インプラントという知識と技術をを日本に持ってこられた「インプラントの神」小宮山彌太郎先生や、今回の関根教授など、本当にたくさんの素晴らしい先生方とも知り合え、毎回とてもいい刺激を受けさせていただいています。
これからも私自身、そして当医院のスタッフさん達にもこの刺激をどんどん感じていただいて、患者様にできる限り最高の治療が行えるように常に精進していきます。