こんにちは。新枝歯科医院院長の新枝です。
気が付けばもう11月も後少し、驚くほどの速さで年の瀬が近づいてまいりました。
当医院も後1日で開業して2年を迎えます。
2年間の間に当医院では私もスタッフも数多くのセミナーや勉強会、学会に参加し、その度に得たものを診療やシステムのレベルアップという形で患者様にフィードバックしてまいりました。
一言に歯医者さんといっても、やっていることは「虫歯治療」「被せ物や詰め物の治療」「入れ歯治療」「歯周病治療」「インプラント治療」「矯正治療」etc・・・と実はかなり細分化されており、大学では基本のごく一部しか教わることはできません。
そこまでの知識でも、最低限度の治療は可能かもしれませんが、欧米の歯科先進国では普通に行われているような高いレベルの治療や、最先端の治療は、意識してセミナーや本で勉強し続けなければ行うことができません。同じ「虫歯治療」や「インプラント治療」といっても、歯医者さんの力量や勤勉さによって実は全く違うことを行っていることも多いのが実情です。
当医院では可能な限り質の高い治療を患者様が選択できるよう、歯科医師の私だけでなく、一緒に治療を行っていく衛生士はもちろんの事、歯科助手や受付にもしっかりとした知識を身に着けられるようにしています。
先週の日曜日は、AII(Advanced Implant Institute of Japan)というスタディグループの行う最先端のインプラントの外科手術2日間コースを受講し、難しいインプラント外科の為の手技を学んできました。
今週の日曜は日本最大の歯科スタディーグループ「SJCD」の著名な先生が行うインプラントアドバンス年間コースの最終回で、当医院のNo1衛生士と一緒に受講してきました。
このコースは去年受講したベーシックコースの続きで、歯とともに骨や歯肉が失われてしまった患者様に、より高度なインプラント治療を行うための知識や技術、最新のテクノロジーなどを1年間かけて教えていただけるコースでした。
当医院でインプラントを行う患者様には全員に行うようになった、CADCAMを使ったガイドを用いる最新のサージカルガイドオペも、このコースでその正しい方法や、知識を学ばしていただいたことによるアップデートです。
この日はインプラント手術後にかぶせる補綴物(被せ物、人口の歯の部分)の最新のテクノロジーとその選択方法と、インプラント治療後にその状態を長く保つためのメインテナンスのお話しでした。
メインテナンスを患者様に行う主役は、実は歯医者ではなく歯科衛生士です。
ただ単に掃除を行うだけではなく、インプラントやその周りの歯の状態の変化を見つけ、正しい清掃方法を患者様と一緒に練習したり、大変な変化を及ぼす前に、異常を見つけて歯科医師に報告するのも大切な仕事です。
こうやってインプラント治療後に患者様と二人三脚でお口を守っていく、重要な役割を歯科衛生士は担っているのです。
この日は当医院の衛生士も、日本のトップランナーの歯科医院で行われているメインテナンス方法と、この秋発売されたばかりの最先端のメインテナンス器具の実習を学ぶことができ、有意義な一日となりました。
この日参加した衛生士とも話しながら、さらにレベルの高いメインテナンスプログラムを構築していけたらと考えております。
それでは、明日で2周年を迎える新枝歯科医院を、これからもよろしくお願いいたします。