入れ歯は噛めない

入れ歯が痛い」、「入れ歯が合わない」、「入れ歯じゃ全然食べられない」というお話は、入れ歯をされたことがない方でも耳にしたことがあるかと思います。

また逆に、テレビCMや、入れ歯が得意な歯医者さんで、「入れ歯で何でも食べられる」、とか、「入れ歯でおいしくお食事を」というお話も聞かれたことがあるかもしれません。

 

ではこれらの「入れ歯でなんでも食べられる」、「入れ歯じゃなんでもは食べられない」という意見、どちらが正しいのでしょうか?

 

答えは入れ歯の構造と、仕組みを知っていただけたらすぐにお分かりいただけるかと思います。

 

「総入れ歯」は、柔らかいあなたの歯茎のお肉の上に乗って、噛む力を負担しているのです。総入れ歯

歯茎のお肉を指で少し押してみてください。簡単にへこみますよね?

そんな軽い力でへこんでしまうような歯茎の上に入れ歯を乗せ、もともと歯があった時のように何十キロ単位の力をかけて噛まれたら、下のお肉は当然痛みを感じ、にもなりかねませんし、その歯茎のお肉の下にはがあり、あまりにずっと強い力で噛まれ続けたら、そのにも無理がかかり、どんどん無くなって(吸収されて)いってしまいます。


つまり、総入れ歯とは、支えてくれるお肉や骨がダメージを受けない程度の、柔らかい食事しか食べてはならない、そういう機能しかない道具なのです。これはどんなに高くていい入れ歯を作られたとしてもそれが「入れ歯」という道具である以上仕方がない「限界」です。

 

ほかの歯にひっかけのある「部分入れ歯」は、なくなった歯の負担を、その周りの歯と、先ほどお話しした「歯茎のお肉」に負担してもらう道具です。部分入れ歯


もともとはそこにご自身の歯があって、女性でも時に100キロを超えるとも言われる、強い噛む力ですが、たくさんの歯でそれぞれ分散(分担)していたので無事噛めていたでけで、その歯が失われ、隣り合う歯にその失われた歯の分の負担まで背負わせてしまったら、当然負担過剰になり、いずれその隣り合う歯までダメになってしまいます。

このように、「部分入れ歯」も見た目には歯の数が元道理に戻ったかのように見えるかもしれませんが、だからと言って歯があった時と同じ負担を強いれば、必ず残った歯や、負担している歯肉に障害が現れます。

 

入れ歯の上手な先生は、これらの負担をその他の入れ歯に比べると、上手にコントロールしたり、分散したりして、痛みが感じにくいようにはしてくれるかもしれませんが、入れ歯というものの構造が変わらない以上、過剰な力で噛めば、必ず同じことが起こります。

 

当医院でも、痛みの出にくい義歯や、ハイクオリティデンチャーも取り扱っていますが、「痛くないから噛んでいい」というわけでは決してありません

より元道理の力で噛んだり、歯がある方と同じお食事がしたい方には噛む力を骨で支えるインプラント治療」をお勧めしております。⇒詳しくは「インプラント」